レーシックとは、レーザーで角膜の形を修正し、視力を矯正・回復する手術のことです。
レーシック治療は目に直接レーザーを照射するので危険なイメージを抱く方も多いかと思いますが、コンタクトレンズよりも合併症の危険が少ないと言われるほど、安全性の高い手術です。まずはレーシックを正しく理解することからはじめてみましょう。
レーシックは角膜を直接削ることになるため、誰もが受けられるわけではありません。角膜の形状や厚さなどによっては、レーシックに向かない場合もあります。
また、ひとことにレーシックと言っても、様々なタイプのレーシック手術があります。ある種類のレーシック手術はできない場合であっても、別の種類のレーシック手術ならばできる、といった事もあります。
費用については、健康保険の適用はなく原則的に、全額自己負担となります。また、医院によって、価格の設定が異なるので、価格のみならず、アフターケアサービスなども、併せて検討するのがいいでしょう。
実際にレーシックを受けることとなった場合には、必ず検査を受けることとなります。この時点で、レーシックに適応せず、手術を受けられないと診断される場合もあります。
レーザーを使ったレーシック以前の手術法としては、RKやPRKなどがありました。しかしこれらの方法は、術後に痛みがあったり、視力が安定するまで、時間がかかるなどのデメリットがありました。
その後、レーシックは1990年代に、アメリカを中心に一気に広まり、日本では2000年1月に厚生省(現・厚生労働省)より、エキシマレーザーの使用認可が下りました。
これにより、レーシックは日本でも、広く認知されることとなり、
症例数は年々増加しました。そのため、以前と比べて身近な視力矯正方法となっています。