レーシック用語集さ行

レーシック用語集 さ行

さ行
実質層
(じっしつそう)
角膜実質層のこと。角膜の断面5層のうち、真ん中にあり、もっとも厚い層のことで、レーシックでは、この部分を変化させて屈折矯正を行います。
眼球追従機能
[自動追尾システム]
(がんきゅうついじゅうきのう)
アイトラッキングシステム。レーシックの手術中に目が動いても、瞬時に瞳孔の中心に合わせるはたらきをします。
視能訓練士
(しのうくんれんし)
ORT。昭和46年に制定された「視能訓練士法」という法律に基づく国家資格をもった医療技術者です。眼科で医師の指示のもとに視機能検査を行うほか、斜視や弱視の訓練治療にもたずさわっています。視機能検査とは、視力、視野、屈折、調節、色覚、光覚、眼圧、眼位、眼球運動、瞳孔、涙液、涙道などの検査の他に、超音波、電気生理学、写真の撮影検査などがあります。
収差
(しゅうさ)
わずかなピントのズレのこと。虫メガネなどのレンズを通った光が、焦点に集まるとき、一点に集中せず、かすかにできるバラつきのことで、人間の眼にも、この小さな焦点のズレが起こります。これが大きいと乱視などになり、収差が少ないほど、視界はくっきり見えます。ウェーブフロントレーシックでは、ウェーブフロントアナライザーという医療機器を使って、この眼の収差を検出することができます
上皮
(じょうひ)
角膜上皮のこと。角膜の断面5層のうち、一番表面にある、やわらかい層のことで、レーシックの手術では、この層を薄くめくり上げて、フラップというフタを作ります。一般的に上皮細胞は2週間ごとに新しく生まれ変わるので、上皮のみのフラップは、固着するのが早いと言われています
生涯保障
(しょうがいほしょう)
レーシックを初めとする視力矯正手術では、術後の経過途中に、リグレッションという視力の戻りの症状が起こったり、視力が安定するまでの期間にフラップがずれたり、眼をぶつけたりすることなどで、まれに合併症を起こすことがあります。そうした場合に対応して、保障を設けている医院もあります。保障の内容は医院ごとに異なりますので、各医院に相談してみるとよいでしょう。
蒸散
(じょうさん)
医療用レーザー「エキシマレーザー」で角膜などの生体を切除すること。エキシマレーザーは高エネルギーの特殊な波長を持つ光で、角膜組織の分子の結合を切り離し、ガスに分解することによって、切除します。
水晶体
(すいしょうたい)
瞳孔の奥にあり、カメラでいう凸レンズの役割を果たします。厚さは約4mm前後で、直径は約9mm。無色透明で、凸レンズの形状をしています。チン小帯と呼ばれる筋肉がつながり、近くを見るときはそれら筋肉の緊張がゆるんで厚くなります。遠くを見るときは逆に引っ張られ、緊張により薄くなります。このようにして遠近にピントを合わせて、ものを見ることができるのですが、長時間近くを見つづけるなどすると緊張により元に戻らなくなります。この状態を仮性近視と呼び、常態化すると近視になります。
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