オルソケラトロジー|レーシックの種類

オルソケラトロジー (Orthkeratorogy)

ギリシャ語で「オルソ」=矯正、「ケラト」=角膜、「ロジー」=療法という意味をもち、手術をせずに角膜の角度を調整する「角膜矯正療法」です。
角膜の中央部を平坦化させるような形の特殊な高酸素透過性用ハードコンタクトレンズを 装着することにより、徐々に視力を改善させていく方法で、日中は裸眼で過ごせます。
レーシックとは違い、装用を中止するとまた視力は元に戻るという特徴があります。軽度〜中程度の近視に有効性が認められていて、すでにアメリカを中心に100万人以上が治療を受けていると言われています。
新陳代謝が活発で、角膜が柔らかい若い人ほど効果があると考えられていて、半数以上の人は視力1.0以上にまで視力向上が期待できます。

オルソケラトロジーの特徴

メリット
  • 装用は夜だけなので日中は裸眼で過ごせます。
  • 視力の安定期に入ると毎日装用しなくても、2〜3日に一度で視力は維持できます。
×デメリット
  • 効果には個人差が大きいです。
  • 装用を中止すると、視力は徐々に元に戻ってしまいます。
  • 光のにじみなどの副作用が出ることもあります。
  • 近視・乱視が強すぎる方や、ドライアイの方には不向きです。
  • コンタクトレンズを使えない人は、治療を受けることができません。

治療のしくみ

近視の人は角膜のカーブが、眼球のカーブに対してきつすぎます。
そのため、このカーブをゆるくするような形のコンタクトレンズを夜間装用することで、近視 を弱めます。朝レンズをはずすと角膜のカーブが平坦化していて、網膜できちんとピントが合うようになります。しかし角膜は元のカーブに戻ろうとする性質があり、1日もすればまた近視の状態に戻ってしまうため、次の夜もコンタクトレンズを装用しなければならなくなります。
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