フェイキックIOL(Phakic IOL)
白内障手術を応用した視力回復手術で、目の中にコンタクトレンズのようなレンズを挿入する手術です。
角膜と虹彩(こうさい)の間に、人工のレンズを挿入して近視や遠視を矯正します。レーザーは一切使用しません。角膜の薄さや近視の度合いなどに影響されないため、レーシックなど他の近視矯正手術に不適合だった方でも、大半はこのフェイキックIOLなら受けることができると言われています。一番大きなメリットは、万一術後に異常が起きた場合でも、レンズを取り出して元に戻すことができるという点でしょう。
■フェイキックIOLの特徴
○メリット |
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×デメリット |
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■手術の流れ
- 術後の眼圧上昇を防ぐため、事前にレーザーで虹彩に穴を開ける。
- 麻酔後、白目部分から切開する。
- 切開部分からレンズを挿入し、虹彩に固定する。
- 切開部分を縫合して、手術終了。